乳酸菌×チョコレート
ここ数年、乳酸菌チョコレートというものが密かなブームになっていることをご存知ですか?名前だけ聞くとアンバランスな組み合わせですが、なぜ注目されているのか、それぞれの効能をチェックして、解明していきましょう!
【チョコレート効果】
まず、チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」の効果を紹介します。
① 血圧低下
血管を広げる作用を持っていますので、高血圧や動脈硬化を予防することができます。
② 活性酸素の除去
活性酸素による様々なトラブルを防ぐことができます。
また、活性酸素によって悪化する「皮膚老化・シミ・しわ」なども防ぎます。
③ 脳の活性化
脳の栄養に働きかけ、認知機能を高める作用を持っていますので、加齢による心身の衰えを防いでいくことが出来ます。
【乳酸菌効果】
つぎに、乳酸菌の効果をご紹介します。
① 便通改善
腸内環境を整えることで、便秘になりにくくすること、便秘を解消することが出来ます。
② 免疫力UP
免疫力が強化されるので、風邪をひきにくく病気になりにくい強い体をつくります。
③ 美肌効果
毒素の排出をスムーズにすることで、毒素の蓄積による肌トラブルを防ぎます。
④ ダイエット
体の老廃物を溜め込まないようにすることで、代謝を上げ、太りにくい体作りをサポートします。

乳酸菌チョコレートの成分
チョコレートと乳酸菌、別々に摂取しても高い美容効果を持つものですが、乳酸菌チョコレートとなったときに、どんな成分となり、どんな働きをするのでしょうか?
種類によっても多少異なりますが、乳酸菌チョコレートの主成分は以下の3つです。
① 乳酸菌末
乳酸菌末は善玉菌のエサになることで、善玉菌を増やします。善玉菌を増やすことで、腸内環境を整え、便秘に高い効果を発揮します。
本来、乳酸菌は胃酸に弱いので、腸に届く前に胃酸で死滅してしまうこともあるのですが、乳酸菌チョコレートの場合、チョコで乳酸菌をコーティングしているので、腸に届くまで胃酸から乳酸菌を守ることができるのです。
② カカオマス
カカオマスには豊富な食物繊維が含まれており、こちらも便通をサポートします。
また、チョコの油分によって便をつるんと滑りやすくするので、硬くなった便もゆるやかに排出させます。
③ ココアパウダー
ココアパウダーは「リグニン」という成分が含まれています。
リグニンは善玉菌を増やす働きを持っています。善玉菌を増えることで、便通を改善し、さらに腸運動を高めてくれます。
おわりに
乳酸菌チョコレートは、ただ良いもの同士を合わせたのではなく、それぞれの特性を生かして、難点を補うことで、よりそれぞれが持つ効果を体内に届けることを目的としたチョコレートなのです。ただし、乳酸菌チョコレートはサプリでも薬でもありませんから、食べたからすぐに効果が現れるというわけではなく、継続することが大切ですよ。
ヨーグルトに変わる新しい乳酸菌食品、「乳酸菌チョコレート」、試してみてはいかがでしょうか?
