夜の食事が太りやすい3つの理由
今回、夜に食べても太りにくい食べ物をご紹介する前に、そもそも夜の食事は太りやす理由をご説明させていただきます。
① 夜は、副交感神経が優位になるから
昼間は活動しますので、自律神経は交感神経(活動・緊張状態)が優位になっています。
しかし、夜は副交感神経(休息・リラックス状態)が優位になりますので、新陳代謝が抑制されてしまうのです。
② 夜は、食べたものが分解されにくいから
夜は脂肪を分解するホルモンの分泌量が減りますので、食べたものがエネルギーとして消費されず、そのまま脂肪になりやすいのです。
③ 夜は、エネルギー消費が低いから
食後の消化中、体の中では脂肪燃焼作用が上がっています。しかし、夜は消化の活動力が弱まり、結果、エネルギー消費も低下するのです。

夜食におすすめの食べ物
上記のように、基本的に夜食は太りやすいということを前提で、夜食におすすめの食べ物をご紹介します。
① たまごがゆ
量にもよりますが、お茶碗1杯ほどのたまごがゆで200kcal程度です。
もともとおかゆは低カロリーで消化がよい食べものなので、夜食向きです。
さらに、温かく水分量も多いので腹持ちも良いのです。
そのままのおかゆでも良いのですがたまごを加えることで満腹感が増幅しますよ。また、夜食べる場合はご飯の量を少なめにしてお水の量を多めにすることで、腹持ちはそのまま、さらにカロリーを抑えることができますよ。

② 湯豆腐
豆腐は一丁150kcal程度です。
豆腐は低カロリーで満足感がある食べ物の代表ですので、夜もおすすめです。
ただし、冷や奴のようにそのまま食べるのではなく、湯豆腐などにして温めて食べるようにしましょう。実は、温かい状態で食べる方が満腹感を得やすく、冷たいものより胃への負担も少ないのです。
湯豆腐は手間がかかる!という方は、なんちゃって湯豆腐がおすすめですよ。
なんちゃって湯豆腐とは、レンジで加熱した豆腐に熱湯を注ぎ、だしの素、または昆布茶を少量加えるだけです。だしの味をほのかに感じながらするっと食べることが出来ますよ。
③ 春雨スープ
春雨スープのカロリーは100kcal程度です。
春雨は低カロリーなのに満腹感を得やすいので、ダイエット中にも向いていますし、夜にも向いています。また、春雨スープは温かく、水分量も多いので、消化にも良く胃にも優しいです。
ただし、夜は出来るだけ春雨以外の具材が少ないものを食べるようにしましょう。

おわりに
ちなみに、夜に控えた方が良いものの特徴として①油分の多い物②香辛料を含んだもの③食物繊維が豊富なもの、があります。
油分が多いものや香辛料を踏んだものは、消化が悪く、胃に負担をかけやすいので夜はおすすめしません。意外ですが、食物繊維もダメです。食物繊維は消化に時間がかかるので夜の間食には向いていません。
夜の空腹は、胃への負担が軽く、なるべく消化の良いものを摂るようにしましょう。
